2018.11.18 東京都 大島空港
大島空港へ訪れてみました。
この大島空港の滑走路は1800メートルあり、東京都の島では2番目の長さです。
(一番手は八丈島の2000メートルだそうです。ほほぅ~)
現在は大島空港へやってくる飛行機は、新中央航空のドルニエ機のみで、調布飛行場と大島間を結んでおります。
しかし、昔はこの大島空港へ全日空(ANA)も来ており、羽田と大島間を繋いでいたそうです。
ですが、竹芝桟橋から出る東海汽船が運営する高速船(ジェット船)の普及により、空の便を利用する方が減り、文字通り需要が減ってしまい、2015年にいよいよ撤廃されたのだとか。
おそらく理由は、ジェット船の方が運賃が安く、しかも片道1時間45分で着いてしまいますから、ジェット船を選択される方が多かったのでしょう。
う~む。
確かに、私も頻繁に大島と東京を行き来しますが、ちょっとでも旅費が安く済む方がいいかなぁなんて思い、ジェット船を選択してしまいます。
しかし、まだジェット船が登場する前は、もちろん大型船しかなく、大型船だと到着まで長い時間がかかってしまいますよね。
その時に時間をとるか、お金をとるか!という選択だったら、その時々でやはり飛行機も選択肢に入れていた事でしょう。
この「時間」も「お金」も!という希望を叶えたのが、ジェット船だったのでしょうね。
さて、今はジェット船の話しではなく、大島空港の話です。
駐車場も広く、近くには大島町消防本部もありました。
きっと何かあったときのために、すぐに駆け付けることが出来るようにしてるのでしょうね。
空港の中は2階建てになっており、レストランやお土産品が売られているコーナーもありました。
さ、今日のお目当てである新中央航空のドルニエ機と東京愛らんどシャトルのヘリコプターを見に行ってみましょう。
送迎デッキ 送迎デッキ 送迎デッキから見た駐車場 向こうに2機のプライベートジェット機が見えます ヘリコプターと向こうには乳が崎が見えます ヘリコプター
素晴らしい眺望ですね。
飛行機やヘリコプターを見るだけでなく、ただこの景色を楽しむだけでも来た価値はあります。
空にドルニエ機が見えてきました
遠くの方から飛行機の音が聞こえて来たと思ったら、あっという間の着陸でした。
この飛行機は、「新中央航空株式会社」が運航する「ドルニエ機」という名前の飛行機です。
プロペラ機とも呼ばれることもありますね。
乗客は19人まで乗ることが出来ます。
その時々の乗客の体重によって、座る位置が決まると言われておりますが、本当でしょうか。
ドルニエ機は、調布飛行場からここ「伊豆大島」と、「新島」、「神津島」、「三宅島」を結んでおります。
ちなみにこのドルニエ機、季節と天候によってはジェット船や大型船よりも、こちらを選択した方がいい時も多々あります。
それは主に、伊豆大島から南へ行く際に、大変重宝する機会が多いイメージです。
ヘリコプターも空に見え、着陸まで見守りました。
ただこの日、なぜか着陸しそうなのに、着陸せずまた空へブーーーーンとあがっていき、そしてまた着陸を試みるも着陸せず、また空へあがっていく、という事を何度も何度も繰り返してました。
最初、何か事故でも起こったのかな?とか、それともパイロットがまだ操縦に慣れてなくて、全然着陸することが出来ないのかな?とかいろいろ考えて不安になりました。
でも、最終的には「これは訓練なんだ」という事で落ち着きました。
というのも、やっと着陸して、ヘリコプターの中から出て来た乗客を見たら、全て大島空港の関係者ではないか?と思われる格好をしていましたので。ホッとしました。
このヘリコプターですが、東邦航空株式会社が運航する「東京愛らんどシャトル」で、東京の島々を結んでいる「シコルスキー」という名前のヘリコミューターです。
ここ「伊豆大島」と「利島」、「三宅島」、「御蔵島」、「八丈島」、「青ヶ島」の伊豆諸島6島を結んでおります。
ちなみに、ヘリコプターにおいては乗客9名まで乗ることが出来ます。
このヘリコプターも、天候によっては大いに移動の選択肢に入る輸送機関です。
しかも思ったより安定して飛びますし、島間の移動ではかなり重宝します。
ただ、長時間ヘリコプターに乗る予定のある方は、もしかしたら耳栓があった方がいいかも。
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