大型客船 橘丸
大型客船「橘丸」は、主に東京港竹芝桟橋を出ると、
「三宅島」→「御蔵島」→「八丈島」と運航し、また
「八丈島」→「御蔵島」→「三宅島」→「東京」へと戻るルートで運航をしております。
ただ、夏場(7月~9月)においては、
「八丈島」→「御蔵島」→「三宅島」→「伊豆大島」→「東京」というように、三宅島を出た橘丸が伊豆大島へ寄ってから東京へ帰る、というルートに変わったりもします。
元町港にて着岸中の橘丸
「橘丸」は、それまで就航していた「かめりあ丸」に代わり、2014年6月4日に竣工した、橘丸としては3代目となります。
船体全体がイエローカラーなのが特徴的で、遠くからでも「あ!橘丸が来た」と分かります。
東海汽船のホームページには、以下のような橘丸の性能も記載されておりました。
スーパーエコシップ「橘丸のエコロジー」
1ディーゼル主機関1基1軸+電動駆動プロペラ(アジマス推進器)の「ハイブリッド方式」によって低燃費、低騒音、低振動を実現。
2「電子制御燃料噴射装置」搭載で排気ガス中のCO2(二酸化炭素)、NOx(窒素酸化物)を減少。
3燃費の削減、環境対策に「排ガスエコノマイザ」を装備。
ちなみに私は、大型船を利用する際は「特2等室」を利用するのが好きなのですが、他にも客室の種類があります。
■特等室■
2名だけのゆったりしたくつろぎ空間。
室内デザインは船らしさ、そしてどこか懐かしい橘丸らしさを演出。
シャワー、ウォシュレット付。
■特1等和室■
4名定員のお部屋。ファミリー・グループにおすすめ。
室内は特等と同じタイプのシャワー・トイレを完備。
■特1等室■
4名定員のお部屋。ファミリー・グループにおすすめ。
ベッドは2段ベッドを利用する。
室内は特等と同じタイプのシャワー・トイレを完備。
■1等室■
8名くらいのお部屋。
隣の方とは顔の部分が衝立で仕切られていてプライバシーの確保がされている。
■特2等室■
2段ベッドのタイプ。
カーテンで仕切ればプライベートの空間になる。
上段のベッドからの転落防止のためパイプ式の柵があり、圧迫感を軽減。
■2等室■
最大14〜15名のお部屋。
隣の方とは顔の部分が衝立で仕切られている。
各船室内のインテリアカラーを変え、広い船室でも迷わずに目的の部屋を利用できる。
2等室エリアの一部が女性専用エリアになっている。(席に限りがある)
■2等優先席■
車椅子の方や、足の不自由な方などが利用できる。
■共用施設■
・レストラン
・キッズルーム
・ペットルーム
・コイン式のシャワールーム (10分/200円)
・授乳室
・手荷物置き場
・案内所
・エレベーター
・5階デッキ
エレベーターがあるのはすごいですよね。
橘丸は、乗船口からエレベーターが完備されていて、段差のないバリアフリーエリアへ安心して移動する事が可能となっています。
7月から9月の間は、ここ伊豆大島にも橘丸が着岸するので、港に行けば見ることは出来ますが、それ以外の時期は、伊豆大島では橘丸を見ることは出来ません。
でも逆に、この2カ月の間をうまく利用すれば、三宅島から直接伊豆大島に帰ってくることが出来たりと、実は便利です。