伊豆大島 元町港 船客待合所

■元町港■
元町港は、伊豆大島の西部に位置しております。
大島町役場などが置かれている大島の中心市街地「元町地区」に位置し、大島の玄関口となっております。
ここ元町港の船客待合所は地上3階建で、東建築設計事務所の設計により1995年に竣工しました。
旅客ターミナル機能はもちろんですが、三原山噴火時の避難施設として、火山弾に対するシェルター機能も考慮されております。

伊豆諸島港湾整備計画では、補完港である岡田港を含む一島二港方式で、貨客船の就航率97.5%を目指すとともに、高速ジェット船の安定した就航を目指すこと、大規模災害時の島外避難港として機能させることが盛り込まれているそうです。

元町港から船を利用する日はいつも、ここ元町港船客待合所にまず入って、左手にある「乗船券売場」にて予約しているチケットの発券をしてもらいます。
チケットを発券してもらったら、そのチケットに名前や住所、連絡先などを記入して、船の乗船時間を待つことになります。
よく、チケットに何も記入しないで乗船しようとする方が、係りの方に呼び止められて、その場で記入をさせられている姿を目にします。
乗船する際には、ぜひお気を付け下さい。

元町港船客待合所の2階にあるドアから、展望デッキのような場所へ出ることが出来ます。
そこから見える海や船、桟橋、対岸に見える伊豆半島、そして向こうに見える利島、新島、式根島、神津島、そして富士山などを眺めるのがとても好きです。
夏のシーズン中だと、ジェット船や大型船が行き交う姿も見れて、最高のロケーションです。

ただ、夏場の方が富士山は見えにくいですね。
湿度の低い秋~冬にかけては、綺麗に見えることが多い印象です。

乗船のタイミングは、だいたい船の出発時間の10分前ぐらいから始まります。
乗船が始まると、船客待合所内のアナウンスにて放送がされます。
そのアナウンスを聞いて、船客待合所内の桟橋方面出入口から出て、桟橋へと向かいます。

船の中にもお手洗いはありますが、私はいつも船客待合所内のお手洗いを利用してから乗船します。

その日の出帆港は、天候にもよりますが、だいたい朝の8時前までに決定されます。
様々な天候の動きを読んで、元町港か岡田港かのどちらかの港に決まります。

私が日々大島で暮らしていて感じるのは、雨の予報や、風が強く波が立っている日、目で見て少し海がグレーだなと感じる時には岡田港に決まる事が多い印象です。
と言っても、決定するのは「東海汽船」ですので、本当にその日にならないとどちらの港に決定するのか分からないというのが現状です。

上の写真は、その日の出帆港が岡田港に決まった時の元町港の写真です。
当然ながら人が全くおらず、カランとしてます。
天候も、厚い雲が覆っていてどんよりとしてますね。

出帆港が岡田港だからと言って、ここ元町港船客待合所に入れない訳ではなく、2階にある「イズシチ丸食堂」は休みですが、他の自販機やお手洗いなどは利用することが出来ますし、乗船を待つためのベンチでくつろぐことも可能です。

私は夏の暑い日など、この船客待合所内で涼むためだけに利用したりもします(笑)

クリスマスシーズンになると、元町港船客待合所内にクリスマスツリーが飾られたりもします。
それに、椿まつりシーズンになると、ここで「椿まつり夜祭り」などのイベントも行われたりもします。

冬は波が荒くなるため、ここ元町港が出帆港になる日が少なくなりますが、元町地区に住む私にとっては、出帆港が元町港になると、根拠もなく胸がおどったりします(笑)
きっと家にいても、汽笛の音が聞こえてくるからかも知れません。

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Posted by sima-life