島で見かける「キョン」たち
伊豆大島で生活をしていると、たま~に見かけるのがこの「キョン」。
うちの庭先にも、何度か現れました。
走っていく姿が横目に見えたとき、あれ?猫かな?と思ったら、なんとキョンだったという事もありました。
実はこのキョンも、タイワンリス同様に害獣指定がされている動物です。
キョンは、偶蹄目シカ科に分類される動物で、生態系や農林水産業に被害をもたらすおそれがある「特定外来生物」として環境省に指定されているようです。
伊豆大島でも、農作物が荒らされたり食べられてしまったりという被害が多数でております。
タイワンリスと違って、キョン捕獲チーム「キョンとるず」なる団体まで結成されているのだから、すごい力の入れようです。
ですがこのキョンも、地元の人に聞くところによると、タイワンリス同様に地元の動物園より逃げ出してしまったキョンが野生化して、元々高い繁殖力をもった動物であったためものすごく増えたのだとか。
それが今、人々の生活のための農産物を荒らしているのだとか。
う~ん、やはり何とも言えない現状です。
そしてこのキョンですが、たまに夜中に鳴いている、というより吠えている声が聞こえてくるのですが、それがなんとも美しくない。
最初、酒に酔ったおじさんが騒いでる声かと思ったら、どうやらキョン同士が呼び合っている声だったという事もたまにありました。