高速ジェット船 セブンアイランド

東京の竹芝桟橋より、伊豆大島まで1時間45分で到着する高速ジェット船。
私はいつも「東京ー伊豆大島」間の行き来は、このジェット船を利用させて頂いてます。

運航ルートは主に、
「東京」→「伊豆大島」→「利島」→「新島」→「式根島」→「神津島」となり、帰りもまたこの逆の順番で東京へと戻ります。

■4隻の高速ジェット船■

■ジェット船の4つの特徴■
1.ジェット航空機から生まれたジェット船
高速ジェット船セブンアイランドの正式名称はジェットフォイル。
アメリカの航空機メーカーが開発した船で、ジェットエンジンで海水を吹き出し、空気のかわりに海水から揚力(浮き上がる力)を得て飛ぶ「海のジェット機」です。

2.全没翼型水中翼船
従来の水中翼船が水中翼の一部が海面上に出る「半没翼船」なのに対し、高速ジェット船セブンアイランドは水中翼が全て沈む「全没翼型水中翼船」です。
この違いが、ハイスピードと高い安定性、なめらかな航行を実現しています。

3.安全性・快適性を優先した船体設計
航空機と同様の「自動姿勢制御装置」を搭載。航行中の船体の姿勢を自動調節することで、常に最適な船体姿勢を保ち、抜群の乗り心地を実現します。
また緊急時には、自動車なみの短い距離で停船が可能です。

4.超高速、しかも揺れない
水中翼で浮き上がって航行するため、船体への海水の抵抗が少なくなり、時速約80kmのハイスピードを実現。
しかも波の影響を受けず、ほとんど揺れません。
船酔いの心配を解消しました。

(※東海汽船ホームページより内容抜粋)

ジェット船内では、基本的にシートベルト着用となります。
大型船のように、外に出て景色を眺めながら船旅を楽しむ、という乗り方は出来ません。
もちろん、自分の座っている位置の窓から、外の景色を楽しむことは出来ますよ。
シートベルト着用の必要がない海域を走行中には、自動販売機で飲み物を購入したり、お手洗いへ行くのに席を立っても問題はありません。
でも、基本的には席に戻ったらシートベルトは着用した方がいいと思います。

なぜなら、2016年2月6日に、大型海洋生物「マッコウクジラ」と衝突した、という接触事故が起きた事があるからです。
この日の8時07分に熱海港を出発したジェット船セブンアイランド友は、その後、伊東港へ寄り、伊東港から8時28分に伊豆大島へ向けて出発をしました。
その伊豆大島へ向かっていた8時50分、川奈沖東南東約13キロメートルの地点において海洋生物「マッコウクジラ」と衝突したのです。
その際、乗客69名と乗員5名の合わせて74名のうち、乗客に怪我はなく、乗員2名が軽傷を負いました。

この時に重傷者などが出なかったのは、シートベルト着用を徹底していたからだと思います。
なので私は、ジェット船を乗る際は、お手洗いに席を立つとき以外は、シートベルトをするようにしております。

■船内案内図■

私はいつも、荷物を持ってジェット船に乗船した際は、自分の席のある階の荷物スペースにまず荷物を置いてから、自分の席へと着きます。

ちなみに、ジェット船は「揺れない」と言われていますが、確かに波が穏やかな日は全く揺れず、快適な海の旅を楽しめます。
ですが、少々天候が荒く、波が立ってるような日は「揺れます」。
そんな天候の時は、乗船した際、波と人が動くのとで船は大きく揺れ、どこかにつかまっていた方が安心かなとさえ思う事もありました。下船する時も同じです。
それに、高速航行中でも、波が立っている日は、ガーーーッとかゴーーーッとジェット船が波を切って走っているような音も聞こえてくる事もあります。

そんな時はひたすら目を閉じ、「無」になって寝るのが一番です(笑)

Posted by sima-life