2019.06.11 ゾウガメさんの屋外放飼場への引越し
昨年もこのイベントを見に行きましたが、今年も気になり「ゾウガメさんを屋外放飼場へお引越しさせよう」というイベントへ、ここ大島公園動物園へと足を運んでみました。
昨日まで大雨が降っていて気温も下がり、今日のイベント開催が不安だったのですが、とてもよく晴れてくれました。
イベントは13時30分から。
早速見に行ってみようかと思います。
ゾウガメの乗っている台が体重計となっています。
ゾウガメさんが寒い季節に暮らしている屋内建物へと足を踏み入れると、すでにゾウガメの体重測定が行われておりました。
この建物から、外の放飼場へお引越しをさせるのですが、その前にこうして体重測定をしてから、ゾウガメさんを外に出してあげるのです。
自ら外へと歩いて行くゾウガメさんたち
明日葉をゾウガメさんに与えながら、まずは体重計へ、そして外へと誘導していきます。
この一連の流れが結構時間がかかるのですが、今年はなぜかスムーズにゾウガメさんが動いてくれて、自ら体重計へ乗り、そして自ら外へと歩いて行ったので、かなり早く外へ引っ越すことが出来ました。
見学してる他の方からも、「なんか慣れてるね」なんて言葉がもれるほどでした。
獣医さんから説明を聞く園児たち
外へとお引越しをしたゾウガメさんたちへ、今度は園児たちが明日葉を与えるというイベントが行われました。
もちろん今年も基本的にこのイベントに参加出来るのは、呼ばれている特定の保育園の園児たちだけです。
まずは獣医さんから、注意事項をしっかりと聞きます。
「基本的にゾウガメさんは大人しく、突然噛むような事はありませんが、それでもよそ見をしながらプラプラと明日葉を持っていると、その手を間違えて明日葉と一緒に食べてしまったりすることもあるかも知れませんから、明日葉はしっかりと持って行動すること。」
「持っていた明日葉を落としてしまったら、その落とした明日葉を食べにゾウガメさんが来るかも知れず、拾おうとした手を噛んでしまう事もあるかも知れませんから、落とした明日葉は拾わないでください。」
「後ろ手に明日葉を持つと、知らずに後ろから近付いてきたゾウガメさんがそれをパクパク食べるかも知れませんから、そのような持ち方はしないこと。」
こんな注意事項を獣医さんが園児たちに優しく分かりやすく伝えておりました。
そしていよいよゾウガメさんに明日葉をあげてみるイベントがスタートです。
まずは屋外放飼場への入口で、緑の箱のようなものに靴ごと足を入れて綺麗にします。
そして明日葉を受け取って、中へ入っていきます。
園児たちが続々とゾウガメさんのいる屋外放飼場へ入っていき、係りの方の監視の下、どんどん明日葉をゾウガメさんへ与えて行きます。
動物園関係者の話によると、ゾウガメさんは気温が低く寒かったりすると全く明日葉を食べなくなるそうです。
でも今日はとてもよく晴れて、気温も高くなってくれたから、よく食べてくれる、とのことでした。
このイベントが、大雨が降って、更に気温も下がった昨日でなくて本当に良かった。
ちなみにこの明日葉をゾウガメさんにあげてみるというイベントは、2グループに分かれて行われておりました。
なので私もこの待ちぼうけ組の園児たちと、ぼんやりイベントを眺めていると、「あなたもいかがですか?」と声をかけて頂いちゃいました(笑)
イベント終了後、園児たちが集まって、園長さんからのありがとうの挨拶を聞いていました。
しかも園長さんから園児たちへ、今日イベントに参加してくれたお礼にと、何かプレゼントを渡しておりました。
そして最後に動物園関係者の方々へ園児たちが大きな声で「ありがとうございました」と言って保育園へと帰って行きました。
可愛かったです。
イベントが終わった後の、ゾウガメさんたちの様子も見てみました。
いつもゾウガメさんはジッとその場からあまり動かないイメージですが、この日はよく歩きまわっていました。
久しぶりに外へと出れたのが、気持ちいいのかも知れませんね。
そして、いつもはあまり気にとめてなかったのですが、ゾウガメの説明看板もありました。
■ケヅメリクガメ■
アフリカ(サハラ砂漠周辺)
カメ目 リクガメ科
砂漠の周辺やサバンナに生息する。
主に明け方、夕暮れに活動し、昼間や夜間は巣穴の中で休む。
食性は植物食で、草、低木の葉、花、果実などを食べる。
後肢と尾の間に蹴爪(けづめ)状の突起があり、和名や英名の由来になっている。
■アルダブラゾウガメ■
セーシェル諸島
カメ目 リクガメ科
海岸沿いにある草原、内陸部の低木林、マングローブからなる湿原などに生息する。
雨期の晴天時は明け方と夕暮れに活動し、昼間は日陰で過ごしたり水浴びを行う。
食性は植物食傾向の強い雑食で、主に草や低木の枝、葉などを食べるが、動物の死体を食べることもある。
カピバラのリュージ君 カピバラのウミちゃんとワラビーたち
今日はイベントのみで、他の動物さんたちは特に見ずに出口へと向かいました。
でもその途中、少し気になったのでカピバラのところへ行ってみました。
すると、カピバラのリュージ君は未だ一人で過ごしておりました。
やはりまだカピバラのウミちゃんと仲よくなれないのでしょうか。
チラッとウミちゃんのいるフライングケージをのぞいてみると、ウミちゃんはワラビーたちと仲良くご飯を食べているところでした。
う~ん。
早くウミちゃんとリュージ君が仲よくなって、一緒に過ごしてほしいものです。
イベントは楽しかったですが、カピバラのリュージ君とウミちゃんの事を思うと、何となく悶々とした気持ちでバスで帰りました・・・。
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