2019.05.03 元町・神達地区 メモリアル公園
三原山から「御神火スカイライン」を利用して、元町に向かっておりてくる途中に、建設中の「メモリアル公園」があります。
平成25年に起きた「伊豆大島土砂災害」。
この災害によって特に甚大な被害を受けた元町、神達地区に、復興を祈念して現在「メモリアル公園」が建設されているところなのです。
その建設されている様子が少し気になり、見に来てみました。
まだまだどのような公園になるのかの全体像は見えない印象。
ですが、石段や公園内の通路となるような道路が出来ていたり、公園になるだろうエリアの整備が始まっていたりと工事は進んでいる様子でした。
何か所かに、きっと園内駐車場になるのだろう場所も見えました。
大島町では、このメモリアル公園建設にあたり、この公園をどのような公園にしたいのか島民に意見を聞くワークショップを設けていたようです。
私は参加していないのですが、参加された方のブログ記事内に、
「雨の日でもスケートボードができる施設がほしい」
「子どもと若者を意識して作ってほしい」
「大島らしい樹木や花を植える」
「大人と子どもの交流の場」
「人が集う場所。イベントホールなどの多目的な場所」
「災害を忘れないような施設を作る。学習、研究の場」
「笑顔、自然、遊びがつなぐ自然の公園」
「メモリアルという名前はイメージが暗い。名前は大事。明るさの中で慰霊ができる場所に」
「今日のワークショップも、やりっ放しではなくちゃんと意見を残し、どこに織り込んだかを明確にしてほしい。」
「公園だけ立派になっても困る。公園と道を隔てた神立地区や丸塚地区もうまくつながって一緒に復興してほしい。ホテル椿園の新町亭など、島の古いものを残していく配慮が必要では?」
上記のような意見が交わされたと記載がありました。
(※「グローバルネイチャークラブのガイド日記
https://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6 」より抜粋)
私もこれを読み、平成25年に起きた土砂災害の記憶を風化させないための公園になってほしいと感じました。
そして、この公園の基本コンセプトは、
「大島の発展につながり未来への財産となる公園」
1.鎮魂・祈りの場、災害を伝え続ける場づくり
2.大島らしい景観づくり
3.みんなが集い、憩える場づくり
犠牲となった方への追悼と、災害の記憶をとどめ、後世へ伝えるものとしての「慰霊碑」をたてたり、子供たちが公園に親しみ、愛着を醸成するものとして「遊戯施設」などの導入も考えられているそうです。
年代や住む場所など関係なく、様々な人たちに災害の事を知ってもらい、利用してもらえるような公園が完成してくれることを期待してしまいますね。
公園の完成イメージのようです。
あまりに素敵だったので載せてみました。