2019.03.09 二度目の椿花ガーデン
伊豆大島は椿まつりシーズンに入っており、それもあと僅かの期間という事もあり、ここ「椿花ガーデン」へ椿を見に訪れてみました。
入口から入ると、例によってまた受付にいる男性に、「そちらの券売機で入園券を購入して下さいね」と声をかけられました。
更にまた「今日はほぼ貸切状態ですからね、ゆっくり見て行って下さい」と、前回来た時にも言われたような言葉をかけてもらいました(笑)
ちなみに前回同様、入園券は830円でした。
早速、椿花ガーデン内へと足を踏み入れてみると、すぐ見えて来たのはイベントハウス。
中には、沢山の椿の花や富士山や紫陽花の写真が飾られております。
イベントハウスを出て目に飛び込んできたのは、とても美しい椿の花々でした。
椿園へ行った際の記事にも書きましたが、ここ椿花ガーデンは椿園同様、「国際優秀つばき園」に指定されている場所です。
これは、世界的に権威のある国際ツバキ協会(ICS)が認定する優秀な椿園のことです。
現在、世界には約40箇所の国際優秀つばき園があって、認定されれば「世界に認められた椿園」となり、大変名誉のある椿園となるのです。
認定されるためには、国際ツバキ協会による厳しい審査を受け、一定の認可基準(展示品種数200種以上、優秀な管理、継続的な運営など)をクリアしなければならないのです。
そんな素晴らしい椿園が、この伊豆大島には3か所あり、そのうちの1つがここ「椿花ガーデン」なのです。
椿だけでなく、河津桜も美しく咲き誇っておりました。
椿園よりは園内は狭い印象ですが、それでもその中にこれでもかという勢いで咲き誇る椿は、本当にずっと見ていられるほどの美しさでした。
本当にちょっと見に行こうかなという気軽さで訪れたのですが、これは正直ガッツリ見ないともったいないです!
訪れた日は天気もよく、椿を眺めながらの園内散歩はとても気持ちがいいですね。
そして気が付けば、当初はほぼ貸切状態だった椿花ガーデンも、団体の観光客のみなさんで賑わっておりました。
ツアーのお客さんだと思うのですが、美しく咲き誇る椿の前で、係りの方から椿についての説明などを受けてるようでした。
いいなぁ、私も一緒に参加したいなと思いました(笑)
椿の花を堪能したあとに、芝生の広場へ行ってみました。
前回訪れた際と比べると、ずいぶんと芝生が茶色くなっていましたが、これもまた風情があっていいですね。
そして、芝生の広場の向こうには富士山が見えておりました。
やはり冬は空気が澄み、夏場と比べるとこのように富士山や伊豆半島がクッキリ見える事が多いです。
富士山を眺めていたら、ジェット船「愛」がものすごいスピードで通り過ぎて行きました。
私はこの富士山とジェット船の組み合わせが、結構好きだったりします。
展望台を下りて、芝生の広場へ行ってみると、なんとこんなにも綺麗にオオシマザクラが咲いておりました。
【オオシマザクラ】
・名前のとおり大島を含む伊豆七島、伊豆半島及び房総半島を原産とするサクラ。話題の中心になることは少ないが、他の桜の台木になるほど丈夫な性質を持ち、美しいサトザクラ(カンザンなど)の多くは、これを起源とする。ソメイヨシノの片親でもある。
・花は3月から4月にかけて、葉と一緒に展開するため花期に遠目から見ると木全体が黄緑色に見える。花弁は5枚で色は白が基本だが、稀に薄紅色となる。サクラの仲間としては珍しく花に芳香があるのが特徴。八重咲きの品種もある。
・7月頃にできる果実は球形で黒紫色。種を蒔けば発芽する率は高い。苦味が強く食用には不向き。
・葉にはクマリンという成分が含まれ、特有の香りを持つ。桜餅を包むのに用いるのはこのサクラで、6月ころの葉を塩漬けにしたものが使われる。他のサクラに比べて葉の香りが高いため好まれる。また、葉の縁には大きなギザギザがあるのが特徴。
(※「庭木図鑑 植木ペディアhttps://www.uekipedia.jp/より抜粋)
伊豆大島では、河津桜のお花見はしたのですが、オオシマザクラは未だ見れてなかったので、不意に見ることが出来たのはとても嬉しかったです。
ピンクでも赤でもなく、とても綺麗な白い桜。
大島の人は、このオオシマザクラは観賞用ではなく、生活のために使用していたらしいのですが、本当でしょうか。
次に、「うさぎの森」へと向かってみました。
椿花ガーデンに来たならば、必ずここへは立ち寄ると決めている場所です。
だって、可愛いうさぎさんたちと触れ合う事が出来ますからね。
うさぎ舎に入るとすぐに「うさぎのえさ」が置かれてあるのが見えます。
特に誰かが受付にいる訳ではなく、勝手に100円にて購入します。
それを手に持ち、うさぎさんたちのいる所へと足を踏み入れます。
前回にここへ訪れた時は、ものすごい勢いでうさぎさんたちが私のもとへ来てくれたのですが・・。
今回は観光客が多く、このうさぎの森へも訪れる人も多かったためか、すでにうさぎさんたちはお腹一杯の「満たされた」状態で、私から近寄らないと来てくれないような状態でした。
それでも可愛いうさぎさんたちとの触れ合いは本当に癒しです。
赤ちゃんうさぎもいて、見てるだけでほんわかした気持ちになりました。
うさぎの森で、うさぎさんたちと戯れたあとは、タイワンリスのいる所へ向かってみました。
最初に訪れた時には、姿が全く見えなかったのですが、二度目に来た時には元気に走り回っていました。
私が近付くと、興味を持って近寄ってきてくれるのですが、また猛スピードで走りだしたりと忙しない印象です。
でもとっても可愛いですね。
実はこのタイワンリス、この伊豆大島ではいろんな場所で見かける事が出来るんですよ。
車で走ってる時に、目の前をピューッと通り過ぎたりもしますし、公園などでも見かけますし、うちの庭先に来たこともあります。
椿も桜も富士山も、そしてうさぎもリスも堪能して、大満足な椿花ガーデンでした。
前回に来た時は、紫陽花の季節だったのですが、椿の季節はまた違った顔が見れて楽しかったです。
受付のある建物に戻って来た時、可愛らしく椿が一輪活けられていて、和みました。